2010年10月24日(日)
【宇宙の友人達〜オスカー・マゴッチ氏の体験〜第五章 世界旅行(1)】
宇宙の友人達〜オスカー・マゴッチ氏の体験〜第五章 世界旅行(1)

※カナダのUFOコンタクティー、オスカー・マゴッチ氏の実体験の著書「宇宙の友人達」三部作の中の第三話「オスカー・マゴッチ氏の体験」からの一部抜粋(※第五章から)です。

内容の真偽に関しては様々な議論があるでしょうが、そのようなことは脇に置いて物語として楽しみつつ、私たちが認識している乗り物とは全く異質のUFO(スペースクラフト)は確かに存在していて、宇宙の友人たちが私たち地球人を支援するため、すぐ傍にいることを思い出していただきたいと思います。(管理人)

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宇宙の友人達

オスカー・マゴッチ

「第三話 オスカー・マゴッチ氏の体験」

■第五章 世界旅行

第五章に述べられている一連の出来事が起きたのは1975年7月30日、同31日で、帰りの旅行は同年8月1日である。トロント、ニューヨーク、中東の上空を飛行し、シリアとヒマラヤの寺院に降り立ち、翌日はペルー、カリフォルニアに飛び、そしてオンタリオ州のハンツヴィルに戻る、という世界飛行である。

ちょっとの間、タバコを一服して休みながら、テレパシーで円盤の「心」に向かって、円盤に乗りたい、乗る準備はできている、と念じてみた。
自分はずっと監視されている、自分の一挙手一投足が評価されているのだ、と固く信じて疑わなかった。もっとも、例の球体は何の動きも見せず、テレパシーの「沈黙」に包まれたままであった。一息入れた後、中に戻り、心待ちにじっと立って待った。

 ・・・・・・・・・

すると、ぞくぞくっと感動することが起こった。円盤が反応を示して「動きだした」のだ。
最初の時は恐怖の余り逃げ出してしまったが、その時とまったく同じように、天井の螺旋形のものが始動し、オレンジ色の輝きを増してきて、脈動を始めた。次に、中央部のシャフト内の流れが下に向かい、それと共に、球体そのものの内部の光のパターンが少し変化を始めた。離陸は間近い、と思った。
そして、かすかなショックを感じさせながら、円盤は私を乗せて離陸した!円盤は、地上約30メートルの高さで浮遊姿勢をとった。円窓から下の木の梢を見ると、その高度がわかる。
驚いたことに、森林がはっきりと見える。下は、ほの暗い日中の光に照らされているかのようだ。ただ、何もかもがオレンジ色っぼく見える。
おそらく、円窓の「ガラス」の内側の赤外線ヴァイザーが、作動したのだろう。それと一緒に、強力な増幅器も働いているに違いない。オレンジ色の弱い光が、円盤の外部から反射しただけでは、景色がこんなに明るく照らしだされるとは、考えられないからだ。

円盤は、ゆっくりと高度を上げて浮遊した。内部の照明はかなり暗くなり、私は曲面のベンチの部分に腰をおろした。そこからは、床の円窓を通して下が見える。今は、地上300メートルくらいの高さだろうか。それでも、下界の様子がはっきりと見える。私の所有地にある庭小屋も展望デッキもよく見える。下界はそれこそ真っ暗やみに違いないのに。
円窓に顔を近づけて下界の視野を広げようと体を乗り出した時、無意識に、中央部のシャフトの周囲にある手摺をつかんでしまった。すると、またまた驚いたことに、下界の景色に「ズーム・イン」するような感じだ!
手摺に触ったので、作動したに違いない。
今や、思いのままにクローズアップで、いろいろなものが強力に拡大されて見える。これは実験してみてすぐ分かった。すてきだ、全くすてきだ!道理で、円盤が暗闇の中でも私を見れたわけだ。しかも、かなり細かいところまで。

私の座っているところから壁の円窓を通して、何マイルにもわたってオレンジ色がかった暗い景色が見える。灯りが点在して見える所は周辺の小さな人□密集地だ。だが、空自体はというと、地平線の上は真っ暗だ。天井のドームを通して上を見ると、広大な星空が暗闇に包まれている。オレンジ色をした幾つかのはぐれ雲を除いては暗闇だ。

どの円窓から外を見ても視野は広角で、しかも円窓の視野の縁がお互いに重なり合っている。実際に、周囲全体が何物にも全く妨げられずに見ることができる。目を五つ持っていないので、同時に全部の円窓から外を見れないのが残念だ。あの球体なら、こんな芸当も、きっと楽々とやってのけるだろう。

飛んでる円盤の中にいるなんて、身震いがするくらいに素晴らしい!
陸地の上空を飛行し始めたが、動きは大変に無理がなくスムーズで、しかも音もしない。室内温度と空気圧は、全く正常に感じられる。飛ぶのは非常に楽しい。今、ますます速いスピードで移動し始めたが、それすらも楽しい。何らかの重力補正装置が内蔵されているに違いない。急に加速しても鋭角に方向転換しても、影響は全くといって良いほど感じない。
もちろん、前に見たような、円盤の物凄い曲芸飛行とは比べ物にならない。だが、それでも、私にとっては、どんなジェット機に乗った時よりも、何倍もスピードがあり、動きも激しい。当然のことながら、大いに楽しんだ!

トロントの上空を飛んだ時、高度は3000メートルを優に越えていた。それから、鋭角に方向転換をして、静かに300メートルまで下降した。
そうしてから、どこかの大きな交差点の上空でほんの少しの間浮遊した。奇妙なことだが、下界で誰かが私たちを見つけて興奮しているのを感じた。例の装置の力を借りた私の視力は、さっとズーム・インして、路上の女性を正確に捉えた。彼女の上向きになった顔は、非常にびっくりした表情を見せている。その顔は、心にしばしば浮かぶほど見慣れた顔に思えたが、それ以上詳しく見ることはできなかった。
円盤がスピードを上げ、そこを離れて上昇したからである。腕時計を見た。無駄だ。動いていない。でも、午前1時半位だろう。

偶然に「計器」盤を見やると、二組のオレンジ色の点の集団が速いスピードで変化しているのに気がついた。
そうか!あれは速度計と高度計に違いない。大変に役立つものだ。だが、航行に使う地図はどこだ?高密度のあの球体の内部の、明滅する光の何らかの配置の中に隠されているのかもしれない。よし、オレンジ色の目盛を試してやれ。
一、二度しくじったが、「選択」視野を使って、大半のオレンジ色の明滅する光とパターンを何とか分離した。有ったぞ。思った通りだ。航空写真みたいなオレンジ色のかかった地図が、下界の地形を示している。そして、その地図の上を移動している明るいオレンジ色の光点がこの円盤の位置を示しているのだ。
手摺を掴んで、地図上で、ズーム・インしてから今度はズーム・アウトして、大陸半分が見えるようにした。明るいオレンジ色の光点は、トロント地域の近くに留まっている。円盤の現在地を示しているのは明らかだ。

地図でニューヨーク地域を見ながら、ちょっとそこに旅行できたらいいな、と束の間思った。と、その瞬間、オレンジ色の点線が円盤の現在地を示す印からするすると伸びて、トロントとニューヨークを結んだ。その点の数を数えてみると、10個有る。距離は600キロ余りだ。ほうー、私が心の中で思った飛行コースを、円盤は何て風変わりな方法で示してくれるんだろう。
「有難う」
親切な点線に向かって声を出さずに感謝した。小さな親切ということで球体が私に同調してくれたのか、それとも内蔵されている自動機能なのかは分からないが。
「そこに行ってみたい」と、今度は大きな声で、付け加えてみた。
すると、これはすごい、円盤は何て親切なんだ。それとも、今は自分が操縦しているのかな?

実は、円盤がニューヨークの方向にすぐ飛んでいったのだ。拡大地図の上で、位置を示す印の動きからそれが分かる。
ニューヨークに着くのに10分もかからなかった。計器盤の点時計の表示で時間を計算したのだ。民間ジェット機のスピードの約5倍の速さだ。それでも、動きはほとんど感じられない。この速さは音速障壁を優に超えている。でも、なぜUFOはソニックブーム(超音速飛行による衝撃波)を起こさないのだろうか?

一方、円窓を通して見る際には、「赤外線」方式のほかに、「正常の」光学方式も使えることが分かった。これは、そう思うだけでできるのだ。ニューヨークの町を遠くから見つけて、正常視野を使うことにした。ズーム・インしたりズーム・アウトしたりして、望みの画面を選ぶ。何とすばらしい景色だ!
エンパイアー・ステート・ビルのてっぺんにいるよりもずっとワクワクするし、ずっといい。ブロードウエイを示す明りや、暗く見えるセントラル・パーク、42番通りの映画館街の赤々と燃えるような庇などが見える。路上は、かなり遅い時間だというのに、まだ往来が激しい。

高度6000メートルではないかと思えるあたりで浮遊した。おそらく見つからないようにするのと、民間航空機の路線を避けるためであろう。十分に下界の景色を堪能してから、子供のような満足感を覚えて、体を後ろに寄りかからせた。今度はどうしよう?
ニューヨークの後は、どこにいこう?ピラミッドかな?そうだ、それがいい。ピラミッドにしよう。私は熱狂してきた。でも、どうしてこれを思い付いたのかな、とも考えていた。自分の思い付きとして思い付くことが、自分の心に密かに入ってきたのか、それとも、理由は分からないが、この思い付きは本当に自分の心から生まれたのか?
ええい、どうでもいいや!時間はたっぷりある。それに、今は休暇中だ。ピラミッドを見に行ってもいいだろう。

言うまでもなく、自分の気持ちをテレパシーで伝えるのに成功した。沢山の点からなるオレンジ色の線がニューヨークからカイロまで、するすると伸びて、私が思った旅路が視覚的に投影されたのだ。
「そう、そう」と、心の中で頷いた。
「それが、次の飛行目的地だ。なぜそこに行くのか、私には全く分からないが、とにかく、どうしても、そこに行こう」
そして、円盤は私の意に応えてくれた!
円盤はスピードを上げてニューヨークを離れ、上昇した。大西洋を越えて東へと向かった。エジプトまで3時間位かかるだろう。
倦アく

宇宙の友人達 第一話「マイカ」
宇宙の友人達 第二話「バズ・アンドリュース物語」







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