タロットの書

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このデータは「魔法のiらんど」の小説サイト「魔法のiらんどNOVEL」に掲載していたものです。新たに一部加筆しています。

 

星占いとタロットがドッキングした「コスモ・スプレッド」のやり方と運勢判断をご紹介します。自分でできる簡単タロット占いをぜひマスターしてください。
本格的な占いで使えるタロットカード・大アルカナ(メジャーアルカナ)22枚の意味を掲載しています。ケルト十字展開法をご存知の方は第2章/大アルカナの象徴事項を参考にしてください。

by Kallalou

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第1章/コスモ・スプレッド

 コスモ・スプレッドはタロット占いの一つの方法です。タロットと星占いを組み合わせたもので、初めての人でも、自分やお友だちの未来をテーマごとに占うことができます。
 タロットはあなたの未来を教えてくれると同時に、アドバイスも語ってくれます。たとえ、のぞましくない結果が出たとしても、深刻にならずに楽しんでやりましょう。

 本書には、コスモ・スプレッドのカードの並べ方、判断方法とコツ、さらにタロットカードの大アルカナ(メジャーアルカナ)が象徴する意味を紹介しています。また、簡単な運勢が分かる「おみくじ」も掲載していますので保存して参考にしてください。

 本書をよく読んで、あなたもぜひタロット占いをマスターしてください。あなたの人生に幸運が訪れますように。

1.占いの準備

 タロットカードを持っていない人は、まずカードを手に入れましょう。どのようなものでもかまいませんが、初心者の人には「ウェイト版」という一般的な絵柄のものがおすすめです。
 タロットカードのワンセットのことを「タロットカード・デッキ」といいますが、ここでは「大アルカナ(メジャーアルカナ)」と呼ばれる0番から21番までの22枚の絵ふだだけを使います。もちろん市販のタロット本にセットされているカードもOKです。
 ただし、カードは今後あなただけのよきアドバイザーとなります。ひょっとしたら10年、20年と長いおつきあいになるかもしれません。一つのカードに慣れてしまうと別のカードで占うことが難しくなるので、最初にあなたのフィーリングにぴったりのものをじっくり選んでください。
 新しいカードを手に入れたら最初に必ず浄化(お清め)してください。
 トップページの清浄化の儀式
などを参考にしてください。

2.占いの始め方

 タロットカードの絵ふだ・大アルカナ(メジャーアルカナ)0番〜21番の22枚を使います。
 占いは落ち着ける静かな場所で行います。疲れている時や体調がすぐれない時、食後1時間半以内に占うことはさけましょう。心がひどく動揺している時や、誰かとケンカした直後などもさけましょう。

 カードをテーブルの上にふせて置き、一度ゆっくり深呼吸をして心を落ち着かせます。カードをふせたまま、両手で大きな円をえがくようにしてよくかきまぜます。カードをまぜている時は集中力が必要です。頭の中から雑念を追い払い、まぜながら心の中で占いたい事の質問を唱えます。質問はなるべく具体的なものにしましょう。質問を声に出すと集中力が高まります。
 あなたがもう十分と思ったところでカードを一つにまとめます。

3.カードの並べ方

 カードを星占いの12星座のように円形に12枚並べます。
 時計の文字盤を思い浮かべてください。時計の数字の位置に、カードを花のように放射状に並べます。並べる順番がありますので、しっかり覚えてください。最初に9時の位置から始めて十字型に3回並べていきます。

 時計の数字の位置に以下の順番で12枚並べてください。

 

9時→12時→3時→6時
10時→1時→4時→7時
11時→2時→5時→8時。
最後に中央に縦に1枚置きます。

 カードが13枚並びました。カードは星占いのホロスコープのように、第1室から第12室をあらわしています。ホロスコープでは9時の位置が第1室です。
 そこから反時計まわりの方向に、第2室(8時の位置)、第3室(7時の位置)…となりますので覚えていてください。各室の意味は次のとおりです。

4.室(ハウス)が象徴する星座と事柄

9時→第1室/牡羊座…本人の性格や気質

8時→第2室/牡牛座…金運。財産運

7時→第3室/双子座…高校までの勉強運。または近距離旅行運

6時→第4室/蟹 座…住居、家庭運

5時→第5室/獅子座…恋愛運。遊びに関する事

4時→第6室/乙女座…健康運

3時→第7室/天秤座…結婚運。または仕事上のパートナーの状況

2時→第8室/蠍 座…遺産や表面に出ない隠された金運

1時→第9室/射手座…海外旅行や長期旅行運。または大学、専門的な研究の事

12時→第10室/山羊座…仕事運。社会運

11時→第11室/水瓶座…友人運。交友関係

10時→第12室/魚 座…災難、事件。隠れた障害

中央のカード…最終結果

5.判断の方法

 タロットカードには天地(上下)があります。円の中心に向かっている方が上です。
 カードの絵がらが、どちらを向いているかで判断の意味がまったく違ってきますので、開く時は天地がひっくり返らないよう左右方向に開きます。
 中心に向かってカードが正常な位置のときは「正位置(アップライト)」、ひっくり返っている時は「逆位置(リバース)」です。

 では、占いたい事に関係する室のカードを開いてみましょう。
 恋愛運を占う時は第5室(5時の位置)や第7室(3時)を。仕事運なら第10室(12時)の他に、金運の第2室(8時)や仕事仲間の第7室(3時)も開いてみるといいでしょう。
 最後に中央のカードを開きます。中央のカードは最終的な運勢です。下記リンク先の「大アルカナの象徴事項」の中から、これかなと思われる事柄を選んでみましょう。ピンとこない人は「正位置おみくじ」や「逆位置おみくじ」を読んでください。
 1回の占いで占えるテーマは一つだけです。別のテーマを占いたい時は最初からカードを並べなおして占います。

6.判断のコツ

 中央のカードがキー・カードです。各室で出たカードの内容に強い影響をあたえ、時にあなたへの忠告やアドバイスであることもあります。
 開いたカードの意味をながめていると、カードが言わんとしていることが何となく分かってくるのではないでしょうか。
 例えば、占いたい室にあまりよくないカードが出て、中央に良い意味のカードが出た時は「あなたの努力しだいで未来の運勢は好転します」と判断できるでしょう。
 逆に、占いたい室に良いカードが出ているのに、中央にあまりよくないカードが出たとします。そんな時は「たとえラッキーな事があったとしても、決して調子に乗らないように」という、タロットのいましめだと判断すべきでしょう。

 あなたのインスピレーションと想像力を使って、カードのメッセージを受け取ってください。

7.タロットの秘訣

 タロット占いは一種の透視(霊視)です。魔法使いが水晶玉を見て未来を知るのと同じように、カードを使って未来の出来事を知ることができます。
 くりかえし練習を重ねて慣れてくると、開かれたカードから「これだ」という確信めいたインスピレーションを受けるようになり、一瞬にして状況が分かるようになります。
 また、上達すると一般的なカードの意味の他に、占う人独自の意味がカードの象徴事項に新しくつけ加えられるようになります。同じカードでも、占う人によって意味が全く違ってくることもあり、より深く判断ができるようになります。そのような独自の意味づけや判断方法を使ってかまいません。
 タロットの判断方法に決まりごとはありません。あくまでカードから受ける印象を重視します。
 日ごろから瞑想を行い、実践を重ねて直感力をやしなうことが上達の秘訣です。

8.(追記)チャネリングへと進化するタロット 〜占いを始める前のアドバイスとして〜

 管理人が個人的に毎回やっている事ですが、占いを始める前に、僕はまず「タロットの精霊」に霊的な保護と適切なアドバイスを求めるために、「よろしくお願いします」と挨拶して始める事にしています。
 タロットは実践を繰り返して熟達して行くうちに、非物質的存在(タロットの精霊)が自分専属の背後霊(司配霊)としてついてくれるようになる場合があります。そうなると単なるゲーム的な占いで終わることなく、明確な情報が提供されて判断がより正確になる、いわゆるチャネリング・セッションへと進化して行きます。(これはやっている時にはっきり分かるようになります。)その際、協力してくれる存在に感謝の気持ちを伝えることは当然の事でしょう。
 特にあなたが霊感が強い場合、背後霊に霊的なガードをお願いすることは必須となります。僕の場合は、僕と依頼者の周囲に結界を張ってくれるようタロットの背後霊に依頼しています。
 このあたり、どうぞご留意ください。

⬇️各カードの意味の説明は下記のページへ

第2章/大アルカナの象徴事項

※管理人は画像のタロットカード「The Rider Tarot Deck」を使っています。











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