2012年02月13日(月)
【エッセイ・地球発光〜銀河の門/銀河中心からの衝撃/工藤弘和「宇宙NEWS LETTER 2011」より】
エッセイ・地球発光〜銀河の門/銀河中心からの衝撃/工藤弘和「宇宙NEWS LETTER 2011」より

(※工藤弘和「宇宙NEWS LETTER 2011」さんより転載)

■地球発光〜銀河の門

「銀河宇宙線」を研究している一人が、ハワイ在住の物理学者ナシム・ハラメイン氏。
それによると、太陽系は銀河中心の周りを上下に波打ちながら公転していて、ちょうど2012年に銀河の赤道とクロスする。こうなると、地球は銀河宇宙線を直接浴びる上、同じく銀河宇宙線を浴びた太陽の活動も、ますます加速する可能性がある。

よく言われるマヤ暦最後の日が、グレゴリオ暦の2012年12月21日に当たるかどうかは別にして、この日は天体の配置上、重要な節目に当たる時であることは事実だ。その日、銀河の赤道と太陽系の黄道面が直列し、一致する。
このような現象が起こるのは、2万5800年に一度(地球の歳差運動周期)のことなのだ。

銀河中心―太陽―地球と真横に一直線の配置になったその時、銀河中心からのスーパーウェーブの直撃と、ヘリオスフィア(太陽圏)の星間雲によるプラズマ増大の相乗効果でヘリオスフィアのプラズマ密度が臨界点に達し、一大スパークを起こす可能性がある。その時、太陽は爆発したかのような様相を呈し、大膨張を開始するかもしれない。

太陽が膨張を開始すると地球では何が起こるのか。
高エネルギーのプラズマによって地球の大気が励起した場合、大気が発光する現象が起きることが予想される。いい例がオーロラだ。太陽活動が活発化すれば、放出されるプラズマ流も強くなり、地球でもオーロラがさかんに観測されるようになる。通常は極地方で観測されるオーロラが低緯度地方でも見られるようになる。

ヘリオスフィアが励起され、太陽膨張が進むと、これが一段と進む。夜にオーロラが見られるのが珍しくなくなり、プラズマは天空を輝かせ、地上を照らす。
オーロラは地球内部に潜り込む地磁気の周囲、すなわち円環状に生じるが、大気を流れる電流が大きくなるとそうはいかない。プラズマの薄い層である電離層が励起して、発光することも十分予想されるのだ。
ちょうど空が蛍光灯のような状態になるといえばいいだろうか。空そのものが真っ白に輝き出すのだ。

膨大な太陽風によって、次々にリコネクションが発生し、地球の大気がコロナ化すれば、いやおうなく気温は急上昇。地球は灼熱地獄と化すかもしれない。すでに今、地球温暖化という形で大気のプラズマ励起は始まっている。

2006年、ロシアから不可解な情報が流れた。
ロシア軍の極秘情報によれば、地球の内核が北極に向けて数百キロも移動した、というものだ。別の情報源によると、実際は移動距離は微々たるものだが、中心から移動していることは間違いないというのだ。
もし、これが事実なら何を意味しているのだろうか。このまま内核が北極に向けて移動し続けたら何が起きるのか。

木星タイプの外惑星(土星、天王星、海王星)は皆、輝きを増し、磁場を増大させ、太陽系外部からの星間雲による衝撃波に対抗するシールド―防御システムをまとい始めているように、太陽系全体が高エネルギー状態になりつつある今、この地球自体も人類の予想だにしない活動を始めたのかもしれない。

この先の話は一つの可能性としてのシナリオであり、私の予測する惑星のアセンション(次元上昇)というもののメカニズム、原理として考えているものである。
―灼熱の内核は強力なプラズマに包まれている。その状態で上昇すれば、地球の中心と北極を貫通するプラズマトンネルを通って文字通り地上―北極に内核が顔を出すかもしれない。
太陽が大膨張を開始し、そのプラズマ流が地球を呑み込む前に内核が北極から姿を現し、膨大なプラズマを噴出し、地球全体をシールドのように覆い尽くすのではないだろうか。繭のようにプラズマに包まれた地球は、太陽から延びたプラズマトンネルに突入して次元を超える。

すなわち、これが惑星まるごとのアセンションだ。その時、地上にいる我々はどうなっているだろうか。依然としてこの三次元の肉体を保っていることができるだろうか…。

■銀河中心からの衝撃

米・ルイジアナ州立大学のジョン・ウィーフル教授を中心とするNASAの研究グループによって、高エネルギーの宇宙線が地球に多数飛来している事実が明らかになった。
その観測結果から、それは南極上空高度35kmに多く存在し、300〜800GeV(ギガ電子ボルト)の宇宙線であることが判明。これは銀河系起源の宇宙線で、その発生源は太陽系にかなり近いと推測された。
だがそこには、高エネルギー宇宙線の発生源となるような天体は発見されておらず、件の宇宙線の源は謎に包まれたままである。

銀河系の中心はブラックホールがあるとも言われているが、そこからは、とんでもない莫大なエネルギーが放出されていることはほとんどの学者が同意している。
ハッブル宇宙望遠鏡で撮った銀河中心の写真を見ても一目瞭然だ。つまり、そこからは銀河宇宙線(スーパーウェーブ)が放出されているということである。

前回述べたアレクセイ・ドミトリーエフが語る「銀河中心からの衝撃」とは、このことを指している。そして2012年頃、太陽系がこの銀河宇宙線をモロに浴びるであろうことが分かってきたのだ。

銀河系の中心領域は、「射手座A」と呼ばれる巨大なエリアが中心にある。中心部の円の直径は2000光年ある。巨大な台風の目と考えれば分かりやすい。
この銀河の中心部には、太陽の1000万倍の大きさで、1億倍明るい超新星(スーパーノヴァ)が、不規則な時間間隔で誕生する。そこから東寄りには若い超新星が、西寄りは電離水素の領域となっている。単純な観測によっても、中心部が非常に明るいことが分かる。

私たちの銀河は、中心核が凝集して強い輝線を発する「セイファート銀河」の一種である。セイファート銀河は、計算上では、たいてい静かな状態にあると見られているが、しかしそれらの中心は、まるでクリスマスツリーの照明が点滅するように、強力なエネルギーの断続的な爆発があると見られている。

アメリカの宇宙物理学者、ポール・ラヴィオレッテ博士。彼は国連やギリシャ政府の太陽エネルギーコンサルタントやユネスコの科学アドバイザーも務めた優秀な学者である。
彼は地球規模の大災害が起きた人類の歴史から、同じような現象が近い未来か、あるいは次世代に再発する可能性や、そのタイミングについて研究することに、強い関心を抱いた。
ラヴィオレッテは、銀河の遠い彼方から放射された強い宇宙線粒子(スーパーウェーブ)が、地球に直接、届いていることを初めて予測したことでも知られている。

ラヴィオレッテが古代の神話や黄道帯の星座の位置から導き出した計算により、数千年前にも銀河の中心において大規模な爆発があったことが判明した。さらには、超新星爆発のエネルギーより500〜1000万倍も強い周期的な爆発が、我々の銀河系の中心で起きており、その結果、宇宙線粒子が激しく放出されたと結論づけた。

ラヴィオレッテは、このような銀河中心の巨大な爆発を「銀河のスーパーウェーブ」と名づけた。
さらに銀河のスーパーウェーブは1万年おきぐらいに繰り返されていて、その影響は、数百年から数千年続くという結論を出している。
爆発によって放出された宇宙線は光の速度に非常に近いもので、銀河の中心から外側に向かって、コズミックダストを運びながら地球へ向かうという。
そういった長年の研究と調査を基に博士は、現在の太陽系はコズミックダストが大量に存在している領域を通過しており、そこを通過する際に「スーパーウェーブ」が起きると、それは地球の気候に深刻な被害を与えると結論づけている。

「銀河のスーパーウェーブ」は、超高エネルギーの宇宙線が光速に近い速度で移動する現象である。地球からはおそらく、まばゆいくらいの青い光のスポットとして見ることができるだろう。それが到達するにつれて、地球の電磁場は影響を受け、我々の身体、神経系統ももちろん影響を受けることになると考えられる。

宇宙NEWS LETTER

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※工藤弘和さんは反原発運動を推進している方で、「アマナクニ・ネット」というホームページで原発問題や放射能情報をはじめ、様々な社会情報を発信しています。(管理人)

※画像/ブラックホールの中心部(CG)







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