2018年02月13日(火)
【管理人が、人生最大級の未成仏霊団の供養を体験した話】
管理人が、人生最大級の未成仏霊団の供養を体験した話

■管理人が、人生最大級の未成仏霊団の供養を体験した話

ずいぶん昔の個人的な話です。

小西さんという女性の霊媒さんの知人がいました。現在は遠方に転居されたために、すっかりご無沙汰していますが、霊媒を職業にしているわけではなく、ごく普通の食料品店の奥さんです。
ある日、その小西さんから電話がありました。彼女の知人で村上さんという30代の女性が「自分の家のことで、からるーさんに相談したい事がある」とのこと。

●村上さんのご相談

早速、村上さんにお会いして話をうかがいました。
村上さんのお父さんはすでに亡くなっていて、お母さんは統合失調症を患っていたうえに重病で入院中。医者からそう長くはないだろうとの告知。弟さんはガチの引きこもり。カーテンを引いた薄暗い部屋から、一歩も外に出ない生活が何年も続いているそうです。村上さんだけが、どうにか健康でいるそうですが、彼女ひとりで家族を支えている状態ですから、さぞかし大変だろうなと気の毒に思いました。
「家族がこのような状態になっているのは、何か霊的な障りがあるからでしょうか?」というご相談内容でした。
そこでとりあえず、ご自宅の仏壇やご先祖の供養状況などを尋ねました。すると驚いたことに「これまで一度も供養や法要をやったことがないんです」と言われるのです。一瞬、え???です。

なんでも村上さんが子どもの頃、お父さんが菩提寺のご住職と大喧嘩をしたそうで、その時「今後一切、寺の世話にはならん!」となって、それっきりお寺とは絶縁状態になってしまったのだと。以来、家の仏壇は放置したまま、お盆やお彼岸の供養も、どうしていいのか分からないので何もやっていないそうです。そんな事情があって「ご先祖が怒っているのではないか」と心配されているわけです。
おそらく、村上家のご先祖、あるいは家系にまつわる人々の中に未成仏の霊体さんがいて、彼らが強いメッセージを送っているだろうことは分かります。ですから、とにかくまずはご供養です。

●六龍明王寺の護摩法要

僕の親戚の菩提寺なんですが、真言宗の六龍明王寺(仮名)というお寺があります。ご本尊は不動明王です。住職に村上さんの事を相談したところ、「それはいけない。すぐにご供養をさせていただきたい」との返事。村上さんの「ぜひお願いします」とのご希望もあって、すぐに村上家の護摩(ごま)法要を執り行う事になりました。いわゆる真言宗の護摩焚きです。

なぜこのお寺の住職に相談したかというと、僕の実家は浄土真宗ですが、僕自身の守り本尊が大日如来で、子どもの頃から真言宗と特にお不動さんに縁がありました。(不動明王のルーツはインドのシヴァ神です)
そして、ここの住職は毎年、高野山に赴いて荒行で心身を鍛えているという実にパワフルなお坊さんで、まさにお不動さんの子分みたいな人なんです。「からるーさん、一緒に高野山に行きましょう!」なんて言ってましたが(行きません!)オーラ強いし、精神力ありそうな人なのでお願いしました。多少の霊能力も持っておられるようです。

六龍明王寺での法要は、村上さん、僕、小西さんの3人だけが出席しました。本堂のご本尊に向かって霊媒の小西さんが中央に座り、左に村上さん、小西さんの右に僕が座ります。
法要が始まって読経と護摩焚きが始まると、案の定、異変が起こり始めました。正座している小西さんの全身がブルブル震えてきたのです。そして「からるーさん、来た!来た!」と小西さんが告げます。
僕は住職に「そのまま続けてください」と声をかけると、小西さんのそばに行って、彼女の額(ひたい)と後頭部を両手で挟むように手をあてました。こうしていると小西さんの精神と体が安定するのだそうです。
そして、いきなり小西さんが「わあああ〜っ!」と大声で泣き出しました。号泣です。同時に僕の霊視スイッチがONになりました。自分でも不思議ですが、こういう時になると、どういうわけか僕は霊視能力者になってしまいます。

村上さんの家系にまつわる人でしょう。女性の霊体が小西さんの体に飛びつくように入って来たのです。まるで溺れている人が、しがみついて来た感じでした。小西さんは、わあわあ泣いています。小西さんが泣いているのではなくて女性の霊体が泣いているんです。テレビでやってるのが霊媒さんの演技みたいに見えるでしょうが、実際にそうなるんですよ。
で、僕は「大丈夫、もう大丈夫ですよ」と声をかけました。すると女性の霊体は住職の読経を聞いて満足したのか、スッと離れて行きました。終わったかなと思いました。でも、違いました…。

●あまりにもたくさんの…

小西さんが「からるーさん、まだいる!」と…。体はまだガクガク震えています。小西さんの体に次の霊体が飛び込んで来たのです。前の女性と同じ感じですが、今度は片腕がない男性が見えました。刀で斬られて亡くなったようです。
「大丈夫です。もう大丈夫ですから」同じように声をかけました。すると、住職の読経を聞いてやはり離れて行きました。

それから先はエライことになりました。次から次に、小西さんの体にどんどん霊体が飛び込んで来るのです。それも物凄いスピードで入れ替わり立ち代わり入って来て、小西さんの体を借りて読経を聞くと離れて行きます。視覚的には、闇の中から人の姿がバン!と現れて、それが高速でどんどん違う人に交代していく、という映像です。そのたびに「大丈夫、もう大丈夫!」と声をかけ続けました。

何人入って来て離れていったのか分からないほどの人数でした。明らかにこの世に恨みを残して亡くなった人(侍でした)や、中には精神がおかしくなった女性などもいて、いずれもかなり昔の人々です。そういった霊体が村上さんのご家族にサインを送っていたようです。
ようするに、この人たちは救済されたくて、お坊さんにお経を読んでもらって、供養されたかっただけではないかと思いました。だから小西さんの耳を借りて住職の読経を聞くと、それだけで自分は供養されたと感激し、満足して離れて行くようなのです。それが延々と続きます。
その間、正面の住職は汗だくになって大声で読経を続けています。途中で、異変に気づいた住職の奥さんが真っ青になって本堂に走り込んで来て、そばで住職と一緒に読経してくださっていました。奥さんはさぞかし驚かれたことでしょう。

●地獄の泥の池

僕の眼についに地獄の風景が見えて来ました。
目をこらして見ると、暗闇の中に真っ黒の泥の池のようなものがあって、その中で汚泥まみれでドロドロになっている何人もの人々が、ブクブクと沈みかけながら、もがいているのです。マジな話、スプラッタ映画さながらのシーンでした。
「早くそこから上がって来なさい!」そう声をかけました。すると、まるで住職の読経の波動に反応したかのように、その人たちが汚泥の池から必死に這い上がろうとし始めました。そして次々と岸に上がって来ます。

驚いたことに、彼らが岸に上がって来るたびに、暗黒だったあたりの風景が少しずつ明るくなって、同時にドロドロの池の水が、どんどん透明になっていくのです。最後にお婆さんがひとり池の中に残っていました。池から上がるのにもたつきながらも、必死で岸に上がろうとしています。その頃には水は澄みきっていて、池全体が青く輝いていました。最後のお婆さんは、やっと岸に上がることが出来ました。そして池に誰もいなくなったことを確認しました。つまり、彼らの想念が自分たちの環境を暗闇と汚泥の池にしていたわけです。

何人いたのか分かりませんが、最初の女性から数えて少なくとも50人はいたと思います。これで本当に終了です。
「終わりました」と住職に声をかけると、住職の読経がやっと終わりました。気がついたら法要を始めてから4時間も経っていました。

法要が終了したあと、住職が「今日はきつかったですね〜」とさすがに苦笑い。彼は4時間もの間、ぶっ続けで読経してくださったのです。こんな状況になるなど、正直、僕も全く予想していなかったものだから本当に助けられました。この住職でなかったら、どうなっていたか分かりません。かたや小西さんは疲れた様子もなくケロっとしていました。(霊媒さんはこんなもんです)
村上さんは、何が起こっていたかの分からないまま茫然自失の状態でした。彼女が落ち着いたあと、村上家にまつわる全ての仏様を供養していただいた事を告げました。でもその人たちがどういう状況にあったかなどの詳しい事は一切、話しませんでした。住職は分かっていたと思います。

村上さんひとりが何事もなく元気でいた理由は、おそらく、彼女がご先祖と家系にまつわる魂の供養をやるように、という意味だったのではないかと思います。それがそ彼女のハイヤーセルフの願いだったのかもしれません。もちろん、その事を村上さんにお話しましました。そして菩提寺との事は六龍明王寺の住職に相談するよう言っておきました。彼女は「分かりました」と言ってくれました。

●昔の日本人は仏教徒でした

外国の宗教や新興宗教が登場する以前の日本人は、一部を除いてほとんどが仏教徒だったんです。現代人とは違って、昔の人は仏教の教えとしきたりに則って生きていました。「悪いことをしたら地獄に落ちる」、「子孫が供養しなければ先祖が迷う」、「お経をあげると極楽浄土に行ける」などなど…仏教の教えとしきたりは、当時の人々の生き方であって、それは強い信念になっていました。つまり非常に頑固なんです。その信念は3次元を離れても変わりません。
「宗教は民衆を支配するための手段だ」、「宗教はスピリットの進化の弊害になる」、「地獄は自分が造り出しているだけだ」、「死後の世界のなんかない」などなど、いろんな意見があります。僕は宗教を否定も肯定もしませんし、確かに納得できる意見もあります。しかし、そういった現代人の一刀両断的な考え方は、残念ながら4次元の低い周波数にいる昔の人々には通用しないようです。

村上さんのご家系はまれに見る特殊なケースでしたが、別にたいそうな事をやれとは言いませんし、家に仏壇があるとかないとか、そういった事は関係ありません。日本人なら、せめてお彼岸やお盆には、ご先祖に手を合わせるぐらいのことはやるべきではないかと思います。
それで4次元の不幸な境涯にいるかもしれないご先祖の魂の救済が出来るとしたら、それでいいでしょう。おかしな憑依現象や霊的トラブルだって減少すると思います。そして、たとえ現在は仏教以外の宗教を信仰しておられるとしても、あなたのご先祖は「仏教徒だった」という事だけは忘れないようにお願いします。

●追記

六龍明王寺の法要で、僕が住職に「終わりました」と告げて法要が終わりに差しかかった頃、実は本堂の僕たちが座っていたその背後に、たくさんの人々が立っているのが分かっていたんです。彼らの姿は半透明で全員が穏やかな顔をしていました。当の村上さんのご先祖たちだったかもしれません。

法要の日から2カ月ほどのち、小西さんを通して村上さんから報告がありました。
お母さんが死去されたそうで、最期は穏やかに眠るように旅立ったと。それから、弟さんが何年ぶりかで部屋から出て来るようになって、村上さんと会話するようになったそうです。そのうち外に出られるようになるかもしれないと喜んでいたそうです。

よかった、よかった。

※関連記事 憑依現象はあるのか?

※画像/不動明王(醍醐寺蔵・国宝/Wikipediaより)




















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