2018年02月10日(土)
【憑依現象はあるのか?/「メタフィジックス通信」より】
憑依現象はあるのか?/「メタフィジックス通信」より

※怖い話ではありませんので、ご心配なく。(管理人)

■憑依現象はあるのか?

つい先日いただいた質問に、「本人に自覚のないまま、人間に悪いスピリットが取り憑いてしまうことはあるのか?」という内容がありました。
結論から先に言えば「そのような現象はある」と考える派と、「ない」と考える派がいます。

ある派の歴史は古く、シャーマニズム、ペイガニズム、キリスト教、霊媒など、スピリチュアル界では圧倒的多数です。大昔なら、病気はほぼ全て憑依現象でしたし、また現代でも、悪い人は、悪いETに体や意識を乗っ取られて悪事を働いているという説があります。

一方、ない派の人の意見は、もっと正確に言えば、「ダークなスピリットがいても、フォーカスしなければ、いないも同然」となります。
「フォーカスによって結果が変わる」という考えは、量子物理学の理論とも重なりますから、ない派の意見は、ある派に比べたらずっと新しいものですが、少数派です。

●憑依現象ある派の考え

これはエリックに聞くのが早そうです。

母:悪霊が憑依することってあるの?

エリック: ああ、あるよ。でもさ、覚えておいて欲しいんだけど、良い悪いはないんだよ。ただ、あるってだけだ。

母:うん。

エリック:僕らにとって、魂は魂なんだ。僕らは、そいつがハッピーどうか、悲しいどうか、いい奴とかネガティブな奴とか、そういうジャッジはしないんだよ。

母:そうだよね。

エリック:地球では、そういう認識があるし、それで何かを定義したり、推し量ったりするでしょ。でも僕らからすれば、それは善良さのグラデーションであり、光のグラデーションなんだ。

母:そういうのも魂の進化の一部ってこと?

エリック:そうなんだ。エンティティも、人も、光を持たない者は存在しないんだよ。たとえ”悪霊”であってもそうだ。光を持たないってことは、存在しないってことだから。

母:でも彼らは悪さをするんでしょ?

エリック:そうだね。やりたいことは何でもできる。

母:どうやって?

エリック:うん。まずね、悪さをされてしまう人と言うのは、彼らに隙を見せてしまうんだ。そういう”間違い”をしてしまう人は多いよ。たとえば、どこかの家に行って、そこで鳥肌が立ったりすると、余計に悪ノリして「面白いな。もっとやってみろ」とか。

母:ダークなエンティティを引き寄せてしまうってこと?

エリック:うん。別に自分から招き入れてる訳じゃなくても、ドアを開けて、彼らが入れるスペースを見せてしまう。そうすると、ダークなスピリットも、自分たちの特徴をその人に投影するんだよ。

「Possession in Channeling Erik」
「Nasty Evil Things in Channeling Erik」

(※管理人注/エリック・メドフス=2009年10月6日に死去した20歳の青年が、チャネラーを通して母親のエリーサとコミュニケーションするようになり、現在ではスピリットガイドとして地上の人々に様々なメッセージを送っている。翻訳書籍に「死は終わりではない」(きこ書房)がある。)

●憑依現象ない派の考え

ない派の意見の代表は、バシャールです。

あなたたちの惑星の文学や物語、神話の中では、天使と悪魔について多く語られています。けれども、今日、私たちがお話しするのは、それとは全く別であり、全てなるものから見た視点です。(中略)
その視点から眺めると、天使と悪魔は、あなたたちがこれまで思っているのとは、全く別の性質や経験を生み出します。中世的な古い考え、恐れに基づいた定義を手放し、21世紀のモダンな形にアップデートさせてください。

あなたの意識が扱うのは、あなたの創造と存在の意識のみです。全ての意識は、自律的なものです。あなたが望まないのであれば、外側からのコントロールを受けることはありません。天使と悪魔のルールに従いたくないのであれば、そうしないことが出来ます。それは、いつでもあなた次第です。
彼らは、あなたに輝きを与えるものは何か、あなたに気付かせるためだけに、そこにいるのです。

「Bashar:Angels and Demons – Highlights」

バシャールが言ってるのは、天使も悪魔も、自分の外側の存在である点においては、たとえば机や椅子とも変わらないから、特別扱いしたり、やたらに恐れる必要はないということです。
バシャールもダークな存在がいること自体は否定していませんが、受け入れるかどうかはその人次第であるというのは、エリックの話とも似ています。ただバシャールの場合、何かが乗り移るということではなく、本人の意識が共鳴・反映すると考えるようです。表に現れる状態としては、同じですけどね。

●まとめ

本当にざっくりまとめると、憑依現象は、あると考える人にはあるし、ないと考える人にはないという、単に視点や切り口の違い的なものなのかなと思います。精神医学に言わせれば、それはメンタルの問題だと定義するでしょうしね。
面白いもので、どの立場でも説明は可能なのですが、どの説も、それだけで完全に説明しきれる訳ではない気もします。それだけ世界は複数のレイヤーから出来ているのでしょうね。

でも結局のところは「フォーカスが現実を作る」ということだけを、私たちは経験するのかも知れません。何に共鳴し、どんな考えを自分の現実に採用するかという点が、自分の現実を決めます。
ただし、幽霊がいるという話は、誰も否定してないですから、バッタリ出会う日も来るかもしれません。

「メタフィジックス通信」さんより転載
http://metaphysicstsushin.tokyo

●管理人の蛇足

憑依現象「ある派」も「ない派」も、僕的にはどちらも「あり」だと思います。
バシャールは地球より周波数が高い惑星の存在ですから、こういったテーマにはあまり関心がないようですが、いまだ濃密な3次元の意識で生きている人々が多い地球では、現実問題として憑依現象によるトラブルはたくさんあります。
オカルトサイトに体験談がたくさんアップされていますし、実際、管理人自身も過去、いくつか霊的トラブルの解決に関わってきました。
欧米とは違って、特に日本では昔から仏教思想の影響が強いこともひとつの要因だと思いますが、多くは「自分は供養されなかった」、あるいは「特定の人物や一族に恨みがある」といった、強いネガティブ想念から抜けることができないまま、4次元(幽界)の暗い境涯にはまりこんで地縛霊となってしまった霊体たちによる問題でした。

バシャールのメッセージは欧米のキリスト教徒向けですから、こういったテーマでは日本人にはピンとこないかもしれません。もちろん「ダークなスピリットがいても、フォーカスしなければ、いないも同然」という「ない派」も、なるほど正論だとは思います。「波長の法則」というものがありますので 、周波数が合わなければ悪さをするスピリットの影響は受けないわけです。ですが「言うは易し」です。一筋縄ではいかないケースも多々あるでしょう。

ですから管理人がここで言いたいことは、「今、生きている人間が地縛霊になるな」ということです。
ひと昔前の状況とは違って地球はどんどん周波数が上昇しています。3次元の濃密な目先だけの現実にどっぷり浸かっているのではなく、自己のスピリットを叩き起こして、もっと多次元的、宇宙的な範囲へと視野を拡大させつつ、上昇する周波数にしっかりついて行く生き方をしたいものですね。

以下の記事が何か参考になるかもしれません。よかったらご一読ください。

「どうすれば幽界に行かずにマスターソウルへ帰れるか」
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1275318/1293328/118733385
外部リンク「zeraniumの掲示板」

※関連記事
管理人が、人生最大級の未成仏霊団の供養を体験した話





















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