2018年02月06日(火)
【驚愕のタイムトラベル体験談/僕の好きな青い靴 〜未来って、今あるの?〜(2)/「時間旅行」より】
驚愕のタイムトラベル体験談/僕の好きな青い靴 〜未来って、今あるの?〜(2)/「時間旅行」より

●昭和40年代前半、小学校卒業まで…「未来って、今あるの?」

この不思議な現象については、誰にも話しませんでした。説明しづらいし、分かってもらえないと思ったからです。但し、忘れる事もできません。それほどに強烈な出来事だったからです。

話さなかった代わりに、その事件の翌日から、周囲の大人達に「未来って、今あるの?」と質問をあびせ始めました。しかし両親も含め誰一人として、真面目に返答してくれず、ふざけた答えしか返ってきません。
しばらくして、質問の表現を「いま昨日に戻れたら、昨日がそこにあるでしょ。同じように、いま未来に行ったら、そこに未来があるの?」へ変えました。具体的に聞きたかったのは、「今は昭和30年代だけど21世紀の初頭が存在しているか」です。子供時代のあの私は、青い靴の質問をした未来の私が、どの時代から来たかをうすうす感づいていたのです。そして、それの確証を得たかったのでしょう。

しかし大人達は、この質問に辟易(へきえき)したのだと思います。答えてくれないどころか、「またその質問か。しつこい」と逆に怒られもしました。当時はタイムマシーン系アニメの「スーパー・ジェッター」も始まっていないし、「鉄腕アトム」ですらテレビではまだ放映されていません。それなのに、21世紀の事やタイムトラベルはできるのか、意識だけで未来に行ったり過去に戻ったりできるのか、をいつも考えていました。

小学校の先生達には「未来って、今あるの?」は訊いていません。彼らには答えられない事を知っていたからです。その代わりに、父親の仕事の関係者(同僚だったのか、顧客だったのか分かりません)で頭が良さそうな大人を見つけては、こっそり質問していました。

父の会社の社長が東大卒だったので、知っているかも知れないと思い、いつか訊くつもりでいました。しかし両親がそれに気づいたのと、私のしつこさに、その質問「未来って、今あるの?」は禁じられてしまいました。まあ、それでも小学校卒業くらい迄、親戚の集いとかで、こっそり質問は続けていました。答えは、もちろん得られませんでした。もうひとつの「未来の人が、どうして子供時代の靴を好きな理由を知る必要があったのか?」が、やはり大きな疑問として残りました。

●平成20年X月X日…50歳台前半

冒頭に記した3つの時代の内、退行催眠から帰宅中の車の中で、最初に思い出したのがこの「青い靴事件(小学生時代)」です。実際には、これらの事件に派生する百倍位の量の記憶が次から次へ(と言うか、ほぼ瞬時に)脳内に湧き出てきて、車の運転を中断しました。

同時に、残りの2つの時代(これについても後日、記します)やら様々な個人的不思議事件も脳裏に浮かんでは消えました。それら伏線のエピソードを、いくつか記しておきます。冗長だと思うので、以下は読み飛ばしても構いません。

●マイン・リープリンク

私は高校卒業後から趣味と実益を兼ねて、外国語の勉強をしていました。初めての仕事は1978年、ケルン見本市でのドイツ語通訳でした。学校での専攻も今の仕事もまったく違う業種ですが、副業としていまだに翻訳/通訳業は続けています。これを背景として、頭に入れておいて下さい。

小学生への退行催眠中、施術士に「どんな靴を履いてますか?」と訊かれた時、私の中では最初「そんな事まで覚えてないよ」と言う気持ちでした。ただし、念のために足元を見ると、青い靴先が見えたのです。同時に小学生の声が「マイン・リープリンク」と脳裏で言っていました。ドイツ語だったので、日本人の施術士にそのまま言っても通じないだろうから「お気に入りの青い靴」と意訳して返答しました。

不思議なのは当時、家族も含め誰もドイツ語の知識など持ってなかった筈なのに、どうして小学生の私がそんな単語を使ったのだろうかという点です。しかも初学者なら「リープリング」と語尾が濁音化するのに、ネイティブのように「リープリンク」とこなれた清音で発音していました。
今なら、この発音レベルの人はいくらでも居ます。でも当時(昭和30年代後半)は一般家庭で、音を記録再生できる機材は(カセットテープの様なものすら)無かった時代なので、この発音は我ながらスゴイと感じました。小学校の低学年で、自分の靴をそう呼んでいたのは更に不思議です。

2008年の私はあの時、この余分なドイツ語を翻訳せず、見えたままに「青い靴」と答える事もできました。 あの施術士は、私が「お気に入りの…」とさえ言わなければ、靴が好きな理由を訊くことはなかったと思います。そうすれば、小学生の私も大人の私も、青い靴で悩む事はなく、玄関で突っ立ったままになる事もなく、それらを40年以上も考え続け、記憶として21世紀まで残す事もなかった。もちろん、このタイム・トラベル記も書いていないでしょう。
ですので今考えると、この「マイン・リープリンク」というドイツ語が、ここで周回する時の流れの起点の1つを作ったような気がしています。

●履いていた靴

小学校の低学年時、玄関で青い靴を凝視する事件をさかのぼること数週間前。サラリーマンだった父が家に居たので、日曜日です。私は、庭にいるその父親の所へ行こうと、お気に入り(マイン・リープリンク)の青い靴を履いて、玄関から庭に向かいました。

その時、ふと気になり立ち止まってから、自分の周囲を見回し、次に着ている服をチェックしました。その後で、足元の靴を上から見て「僕は何故、この青い靴が好きなのだろうか?」と考え始めました。でも、分かりません。いくら考えても分かりません。1〜2分間理由を考えていましたが、あきらめて、そのまま父の居る所へ歩いていきました。

今(2016年)思い出してみると、この時は2つの意識が脳内にある、という感覚はありません。自分ひとりで、そう思索していたように思います。この数週間後に玄関先で青い靴を凝視する事件が起こるのですが、その時も「ああ、この間も好きな理由を考えたけど、分からなかったよなぁ」とこの日曜日の事を考えていました。

この寄り道みたいなタイムトラべルもひとつの時代とみなすなら、意識が移行したのは冒頭の3つではなく、4つの時代になります。

●お金がもったいない

お恥ずかしい話ですが、私は「自分の1分間がいくらか」と常に考えていた時期があります。時給制アルバイトを開始した高校生時代から、少しずつそうした金銭感覚が芽生えたのだと思います。お年玉とお小遣いが唯一の現金収入の小学生時代には、そんな考えはなかった筈です。
ところが、上述した「青い靴が好きな理由」を探っていた玄関の小学生の頭の中には、「早く答えなければお金がもったいない」、「この1分間は高いんだ」の気持ちで満たされていました。あの事件の直後は、遊んでいる時でさえ、その感覚「時は金なり」を思い出していました。それ以後は初アルバイト迄そんな金銭感覚は出てきません。小学生が、何故そんな感覚に襲われたのでしょうか。
50歳台前半(2008年)の私が受けたあの退行催眠は、1時間半で2万5千円でした。高すぎるとは思っていなかったのですが、青い靴を好きな理由が答えられずに無駄な時間が流れている時、頭の中で「早く答えないと、退行催眠の料金がもったいない。1分間で約280円だ。急いで、理由を見つけなければ」と確かに1回だけ考えました。おそらく、それがそのまま小学生の頭の中へ流れ込んだのだと思います。当時のお小遣いは、30円か50円でした(1ヶ月間で、ですよ)。だから、時間と共に大金が吹っ飛んでいく感覚が、(小学生の)私を満たしていたのだと思います。

●未来からの音

小学生の私が、玄関の外で聴いた「チーン」という生まれて初めての空耳ですが、あの音は退行催眠中に施術士が鳴らしていたハンド・ベルとそっくりの音でした。と言うか、21世紀のハンド・ベルの音を昭和30年代に本当に聴いたのだと思います。
そのベルの音は、とても高く透きとおった音で余韻が長く続きます。ほかでは、聞いた事がない音です。それ故に、同じ音だったと思えるのです。小学生のあの時、青い靴事件とこの空耳は全く関係がないと思っていましたが、いま考えれば同系列の事象ですね。

すこし考察を進めます。小学生の私が「チーン」という音を聴いた時ですが、頭の中にはもう大人の意識はありません。遊びに行く事しか考えていない小学生の意識だけです。「チーン」というその音は、別の(大人の)意識を通じてではなく、自分の耳に直接はっきり聞こえていました。その大人の私の"意識"はもう幼稚園時代へ移動していました。そして大人の私の"身体"は平成20年の長椅子の上で、その「チーン」という音をはっきりと聴いていました。つまり、ひとつの音を未来と過去で(同時?に)聴いたのです。

ちなみに残りの2つの幼稚園児時代と中学生時代では、このハンド・ベルの音は全く聴こえていませんでした。その理由も、分かりません。

●退行催眠

私は(おそらく誰もが)退行催眠中に見えたり聞こえたりするシーンは、たとえ覚えていなくても潜在意識などに蓄えられた記憶を引き出している、と思っていました。
そして、ネットや書物などに記載されている説明でも「表面意識に記憶等がなくて忘れていても、潜在意識には残っているので思い出すことができる」と書いてあります。とても詳細に過去を体験できる…1回しか訪れた事のない部屋に張ってあったポスターの電話番号ですら見える…と。そう書いてありました。本当でしょうか?

今の私は、その被験者達も意識のタイムトラベルをした可能性が高いと考えています。

〔注1〕こちらのサイトの他者のコメントを読むと、この現象は「タイムリープ」と書かれてる。ただし私がこれらを体験した昭和30年〜40年代の日本には、そんな単語も概念も無かった。それ故、私があの当時に考えた通りの表現「タイムトラベル」を敢えて使用します。

「時間旅行」
http://www.jikanryoko.com/#


●管理人の蛇足

3次元(第3密度)では、私たちには過去から未来にかけて時間が線形に流れてつながっているように認識していますが、過去や未来とは、実はマルチバース(並行宇宙)の世界なのだという「マルチバース理論」という考え方があります。そして深い瞑想状態のような変性意識の状態でマルチバースである過去や未来に意識を飛ばす意識のタイムリープは可能だと言われます。
この体験者本人も語っていますが、単なる過去の記憶を思い出したのではなく、意識のタイムリープでマルチバースにいる過去の自分の意識(魂)と同調(干渉)したことで(※画像)このような不思議な体験を得たのかもしれませんね。

また、タイムトラベルやタイムリープに関して、様々な学説や体験談を紹介しながら考察しているサイトがあります。こちらはかなり難解な内容になりますが、興味がある方は以下を覗いてみてください。

「Back to the past」
https://www.bttp.info/



















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